求職者:「山口園長先生も、給食はこどもたちと一緒に食べられているのですか?」
面接担当者:「はい、ただ私、園長ではないのですが・・・」
求職者:「大変失礼を致しました。山口さん、えっ、あの、山口様・・・・」

先月、子ども園に面接に行ったときに、実際にあったやりとりです。役職を間違えたのは最悪でしたが、焦りも手伝って、そのあとどのようにお呼びするのが、失礼にあたらないのか、わからなくなってしまいました。
まごついた挙句、毎回お呼びする度に「山口さん」であったり「山口様」であったり違っていて、微妙な雰囲気が面接の場に流れることとなりました。
根本的に、面接担当者をお呼びする時には、どのようにお呼びすることが正しいのでしょうか?

面接の時に、求職者から質問をする内容は”保育園”or“子ども園”に対しての質問がほとんどだと思います。その場合は、園長先生に対して質問していても、貴園というのが適切になります。

しかし園長先生個人に対する呼びかけや、質問の場合には、どのようにお呼びすることが適当なのか、気になりますよね。

一般論で答えると、敬意をもった呼び方であれば、「山口さん」でも「山口様」でも「山口先生」でも問題ありません。

企業などでは、「◇◇部長」「〇〇社長」のように、取引先の相手のお役職をそのまま使う場合も多いのではないでしょうか。しかし、最近の風潮としまして、相手が得意先の部長であれ、専務であれ社長であっても、「〇〇さん」で統一される傾向にあります。この傾向は若年層において、特にベンチャーやスタートアップ等では顕著になってきており、変に媚びていない感じが好ましいなと、筆者などは思っています。

しかし、保育園に限って、ということでお答えするのであれば、園長先生であれば「山口園長先生」、その他の保育士さんであれば「山口先生」が無難ではないでしょうか。

お名前が定かではない場合は「園長先生」または「先生」が適切でしょう。さらにお役職が不明な場合は「先生」で統一することが、もっとも賢明ではないでしょうか。

これは保育園を教育施設の一環として捉えている方が多く、小学校、中学校の延長だと考えられているからだと思います。小学校や中学校において、山口先生に対して「山口さん」と呼ばない感覚と一緒だと考えれば良いのではないでしょうか。

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砕けた(フランクな)話し方|保育園における面接での境界線

 

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