先週大阪市にある保育園の面接を受けに行き、幸いなことに内定の連絡を頂きました。オープニング求人ということもあり、興味深く園長先生のお話をお伺いさせて頂きましたが、頂いた内定を辞退しようと思っています。特に不安なところが、ある訳ではないのですが、今大阪府豊中市に住んでいて、通勤に不安があることが1点。今まで社会福祉法人が経営する保育園でしか働いたことがなく、株式会社が運営する保育園のイケイケな所についていけるのかという不安が大きかったのが理由です。
懇切丁寧にお話頂いた上に、内定の連絡の時にも「〇〇さんと今年の春から働けるのが楽しみ~」というお言葉も頂いたので、非常に心苦しく感じています。
どのようにお返事をすれば失礼にならないでしょうか?

面接とは、選び・選ばれる場

 

面接は双方が選び・選ばれる場なので、内定を辞退すること自体にそれ程思い悩むことはないと思います。

内定を一度お受けした後に、辞退するのは道義的に問題が出てくるとは、思いますが、今回のケースであれば、誠実にありのままの理由をお伝えすることがベストではないでしょうか。その際、貴重な面接機会を頂いた感謝を忘れず、お伝えすることを忘れずにしましょう。

保育園での内定辞退の申し出の事例をご紹介しておきます。

 

内定辞退の伝え方|事例

「この度は、大変お忙しい中、園長先生の貴重なお時間を割いて面接の機会を賜り、誠にありがとうございました。

先日内定のご連絡を頂いてから、改めて私なりに熟考致しました。

その結果大変恐縮ではございますが、今回はご辞退申し上げたいと思います。

〇〇や〇〇など、私の成長につながる職場感環境であることは、大変魅力的ではあったのですが、通勤面の不安。また今までで経験してきた職場の雰囲気と、少々異なるところ。

それらが私の方で、しっかり適応できるかどうか、という不安がぬぐい切れませんでした。

結果的に、園長先生のお時間を無駄にすることになり申し訳ございませんが、何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。」

 

 

上記の事例は、少々畏まった感が強くなっていますので、質問者様の言葉に置き換えて、しっかり自分の気持ちをお伝えすれば、相手に失礼にはならないとおもいますよ。

 

面接担当者が失礼と思う内定辞退の伝え方

 

今回は、通勤に不安があるとのことですが、その他のセンテンスが通勤での大変さを凌駕するかもしれないということで、面接に行き、結果お断りだったので問題ないですが、やはり面接に行く前から分かっていることで断るのは、少し相手への配慮が必要だと思います。

『募集の時から変更がないのに、月給が●●円だったので、今回は辞退します』

『電車に2回乗り継がないといけないので、今回辞めておきます』

『無認可保育園は、ちょっと・・・。今回はやめときます』

 

単にこのように返事をされれば、面接担当者としても、面接来る前から分かってることやんか、となりがちですので、そこは「通勤には当初から不安があったことも事実だったのですが、貴園の近代的な保育の実践に大変興味を持ち、是非直接お話を聞いてみたいと面接にお伺いしました。面接後、様々なことを検討しましたが、・・・」のように、あなたの心の動きをお伝えするのも手かと思います。