学生時代に最も打ち込んだこと|あなたの趣味やセンスを知る質問ではないことに注意

質問

保育園での面接で、「学生時代に最も打ち込んだことについて教えて下さい」という質問をよくされます。私は、部活やサークルにも所属せず、アルバイトもそこそこにしていた程度で、何かをとりわけ熱心に取り組んだという記憶がありません。いつもこの質問をされると、シドロモドロになって困ってしまいます。何かよいアドバイスをお願いします。

回答

部活動やボランティアなどに没頭し、輝かしい実績を残し、周囲の人に自信をもって話す経験を学生時代に積んできた方は、実際のところ一握りではないでしょうか。

 

ほとんどの学生は、そこそこに勉強をし、ほどほどに遊び、友人作りや人脈作りの一環でサークル活動をし、それらに支障をきたさない程度にアルバイトをして過ごしているのではないでしょうか。

 

保育園の採用担当者も、このような学生の実態は百も承知です。では、その上で何故「学生時代に最も打ち込んだこと」について質問しているのでしょうか。

 

ほとんどの採用担当者は、応募者の興味の方向性を聞きたいのではなく、課題に対する取り組む姿勢を知りたいのではないでしょうか。

 

自分の興味を持ったこと、クリアしなければならない問題、乗り越えなければならない壁に、どう向き合い、取り組みを継続し、自分の行動を改善し、そして、その結果どのような実績を残したのか、について知りたいのです。

 

保育園の採用担当者は、その学生時代の取り組み方を保育園での業務に重ね合わせ、将来活躍してくれるかどうかを判断しているのではないでしょうか。

 

ですので、熱中したことについては、正直どんなことでもいいわけです。

 

●ピアノが苦手だったので、課題曲が弾けるまで、これだけ練習をした

●2年生からホールスタッフの教育担当を任された。私が、教育担当になってから、スタッフのお客様に対する笑顔がグレードアップしたという評価を得るため、このような研修を考え、実践し、こんな問題が発生した時に、このように改善し、何か月後には、お客さのアンケートから接客に対する評価をこのくらい上げることができるようになった。

●赤ちゃんの最大の欲求が安心だということを、授業で知りました。ではどのような行動が赤ちゃんの安心感を形成するのかを、自主的に調べ探求し、赤ちゃんにとって理想的な母親の日々の働きかけについて、レポートをまとめ、クラスで発表する機会を設けてもらいました。

 

このように熱中したことは、普段の、勉強・アルバイト・遊びの中の他愛もないできごとで十分です。それに対してどのように関わったかをしっかり、お伝えできるようにすることが重要です。

 

またNGな行動として、世間的に大した実績も残していないのに、話を盛って、過大な印象を与えるような話し方は避けた方がベストです。

 

大概の場合、誇大な表現は、透けて見えてしまうもので、逆に印象を悪くする効果もあると思います。