求人広告は出ていない、気になる保育園に応募するコツ

質問

先月4年間勤めた保育園を辞め、現在転職活動中の29歳保育士です。前職の保育園は、交通機関を複数乗り継がないと通えない場所にあり、早朝出勤などで、大変な思いをしました。今回の転職では、その経験から顔がささない程度に、自宅から近いところの保育園に就職したいと考えています。
複数の保育園が候補として上がっているのですが、どの保育園も求人サイトなどに求人が出ていません。
あきらめて、エリアを広げて探しなおすべきか、それとも保育園に直接採用活動していないか電話してみるべきか悩んでいます。
アドバイスをお願いします。

回答

まず答から先に申しあげますと、エリアを広げて探しなおすよりも、今候補に挙がっている保育園の求人状況について問い合わせてみることを、強くお勧め致します。

 

なぜならば、常に保育士の増員を考えている保育園であっても、経費や労力のかかる求人を積極的に出さない保育園は、驚くほど多いものです。

 

そこまで採用に積極的でない保育園であっても、人物的に良い方であれば採用したいと思っている保育園は、かなりの割合に昇るのではないでしょうか。

 

そこで求人の出ていない保育園に、電話でアプローチする場合のポイントについて、簡潔にアドバイスをさせて頂きます。

 

まずは、電話に出た方から採用担当者に取り次いで頂かないといけません。

そのためには、端的に自己紹介をしたうえで、要件を伝えないといけないわけです。

 

ここでのポイントは、自己紹介に盛り込む内容と、要件の伝え方にあると言えるでしょう。

 

・自己紹介に盛り込む内容

保育園は、どこも人手不足のなか、業務を回されているところがほとんどです。ですのであまり盛沢山な自己紹介は、相手に不快な思いをさせることにもつながります。

きっちりと挨拶をした後は、自分の経歴を簡潔に伝えましょう。

 

簡潔な自己紹介例

「おはようございます。私○○○○と申します。お世話になります。

私これまでに、認可保育園で保育士として5年間働いて参りました。」

のような自己紹介で十分ではないでしょうか。

 

忙しい相手に不快な思いを与える例

「おはようございます。私○○○○と申しまして、大変お忙しいところ誠に申し訳ございません。今すこしお時間頂いてよろしいでしょうか?(相手は、時間を割いてでも聞きたい要件かそうでないか判断できないのに、このように尋ねられても、無駄に長くなるだけです)私、これまで保育士として合計5年働いて参りまして、担任もフリーも経験しましたし、0歳から5歳児クラスまで、経験をして参りました。(話しのゴールが見えない状況でこの説明は、相手にとってかなりのストレスです)」

 

・要件の伝え方

自己紹介が終われば、次は要件を伝えます。

要件の伝え方で一番のポイントは、あくまで採用担当者に取次いで頂くことに主眼を置くということです。

 

悪い例からみてみましょう。

悪い例

自己紹介「おはようございます。私○○○○と申します。お世話になります。

私これまでに、認可保育園で保育士として5年間働いて参りました。」

要件「先月前職の保育園を退職致しまして、現在転職活動中です。情報収集を進めていく中で貴園の魅力を知ることとなりました。貴園では現在保育士の採用活動は、なさっておられるのでしょうか?」

「今当園では、保育士の募集はしてないですね」

「そうでしたか。承知致しました。お忙しい中、ご対応頂き、誠にありがとうございました。それでは失礼致します。」

 

一見、普通のやり取りで、どこが悪いのか理解できない方も多いのではないでしょうか?

 

私も、話す内容に関しては、特段指摘する箇所はないと思います。しかし、このやり取りが、採用担当者との間で交わされていないことが問題なのですね。

先程も申し上げましたように、特に採用枠がなくとも、良い人であれば採用しようと構えている保育園も多いものです。

しかし、それは採用担当者にアプローチをしないことには、話しが始まらないのです。

ですので、電話に出た受付の方で話を完結するのではなく、取次に徹するべきなのです。

 

では、どのような流れがよいのか、例でお示ししたいと思います。

 

良い例

自己紹介「おはようございます。私○○○○と申します。お世話になります。

私これまでに、認可保育園で保育士として5年間働いて参りました。」

「先月前職の保育園を退職致しまして、現在転職活動中です。情報収集を進めていく中で貴園の魅力を知ることとなりました。貴園での保育士の募集状況や、今後の採用方針などについてお伺いできればと思いご連絡致しました。採用担当者様お願い致します。」

ここでのポイントは、今採用活動はしていません、と受付の方から言われて、二の句が継げないことを避けることです。

そのために今の採用活動の状況と合わせて今後の採用方針についても付け足しているのです。

 

採用担当者に取次いでもらえれば、あとは再度、自己紹介、要件説明の通りに進めていけば問題ないでしょう。

 

ただ、給与交渉や入社までの様々な交渉事は、正直求職者本人には少し荷が重いかなと考えています。

自分の給与の交渉をこれから一緒に働いていく園長先生にするなんて、日本人のメンタリティには合わないことではないか、と思っています。

 

宜しければ、その際にエージェント利用も考えてみて下さい。