未経験・ブランク

未経験、イチからの保育士勤務、ブランクがあって久しぶりの保育士勤務。子ども達の笑顔が楽しみ!だけど本当に自分はちゃんと保育士として働けるんだろうか?なんて心配も湧いてきますよね。

今回はそんな未経験・ブランクの保育士さんに役立つ情報をお伝えしたいと思います。

保母免許の切り替え

現代でいう所の「保育士」は、1919年に救貧・治安対策の一環として、公立の保育所が開設されたことが始まりとされています。その当時はまだ保育士という名称ではなく、「保母さん」という呼び名が一般的でした。1985年、「男女雇用機会均等法」の制定に伴いジェンダーフリーの考えのもと、男性の保母資格所有者に「保父」という名称が付き、さらに1999年「男女雇用機会均等法」の改正により男女共に「保育士」という名称に統一されました。

そして平成15年11月の児童福祉法により、保育士として働くためには保育士資格(またはそれに該当する保母資格)だけで就業が不可となり、新たに資格と合わせて「都道府県知事に対して登録申請手続きを行なうこと」が保育士として働くための必須条件となりました。

手続きの申請から登録までは約2ヵ月程必要となるそうです。また受付状況によっては、確認作業などでさらに長引く場合もあるそうです。すぐにでも働きたい!という方は希望勤務時期に間に合うように、早めに登録申請を行ってくださいね。

「保育士登録をしないと保育士(保母)資格を失効してしまうのでは…」という心配をよく聞きますが、そのようなことはありません。保育士(保母)資格自体は失効することなく永続的な資格です。但し、資格を失うことはありませんが保育士登録をしないと保育士として働くことが不可能となりますので、「今スグ保育士にもどる予定じゃないから、申請は後でいいか~!」などと先延ばしにせず、いざという時の為に早めに行動しておきたいものですね。

未経験の就業・ブランク復帰について

「保育士として働きたいけど…ついていけるかな」など、未経験・ブランクの方はどうしても新しい環境に不安を抱えてしまいがち。そんな未経験・ブランクの保育士はどういった職場を選ばれているのでしょうか?

新卒の保育士や、若い独身の保育士などは、「自分の保育を活かして、しっかり働きたい!」「現場で保育を学びたい」という理由から正社員を選ばれる方が多いですが、未経験・ブランクのある保育士は「派遣やパート」から保育士の就業・復帰を選ばれる事が多いようです。

派遣やパートから就業・復帰する理由として「シフト制ではなく固定時間や自分の都合のつく時間帯で勤務できる」「書き物などの量が少なく残業も発生しない」「派遣やパートだと正社員より、ゆっくり落ち着いて勤務できる」「子育てを優先しながら働き方を選べる」「共働きの場合、家庭と両立もしやすい」などがありました。いきなり正社員で働くとなると責任も大きく、新しい環境で不安も大きい…その分派遣やパートは時間や期間も融通が利きやすく、家族や我が子、生活環境とも両立でき、働きやすいと言うのが大きなメリットのようです。

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お仕事質問コーナー

Q. 未経験で働くときはどんな職場を選べばいいの?
A. 未経験の方には、こだわり項目や求人の内容に「未経験OK」「未経験歓迎」と書かれている求人が良いでしょう。園自体が未経験の人材を求めていたり、イチから育てたいという園である事が多いです。また、一口に保育園といっても、園長先生の人柄や、受け入れ人数・年齢、保育方針、働く人の年齢等により環境は様々です。長く仕事を続けるには、希望内容以外にも園との相性も大事ですから、園の様子や特色、不安に思う事などはキャリアコンサルタントになんでもご相談くださいね!
Q.何年もブランクがあり、久々にパートとして復職!環境に馴染めるかドキドキしています。
A. いくら昔に保育士の経験があっても、久しぶりの復職はドキドキしますよね。しかしブランクのある方は、「新しく覚える事」より「昔の感覚を思い出す事」の方が多いかと思いますので、わりとすんなり復職できた!という話も良く聞きます。ただし、時代の流れにより、今と昔の保育方法も変化していますので、「自分の中での当たり前」を大事にするのではなく、その園の保育の様子を落ち着いて観察し「園や担任の先生の方針」にしっかりと対応できるよう心がけましょう。 例えば補助要員として就業した場合、いくら自分が良いと思う保育をしても、担任の先生の意思とはかけ離れた行動をしては、保育としての一貫性が失われてしまいます。また、担任の先生より年上の方の場合、年齢の面などでお互いが気を使ってしまい、正しい意思の疎通が難しくなる、なんて場合も。そうならないように、挨拶や声掛けは明るく優しく、質問をするときは要点をまとめてすっきりと、を心掛けましょう。初心を思い出して笑顔で仕事に臨むと、自然に周りと良い関係が築けるものです♪また子育て中の方なら、同じように子育てをしながら働いている先生にいろいろ話を聞いておくのも良いと思いますよ!お仕事頑張ってくださいね!