子どもの頃から、親や先生に「人の話を聞くときには、しっかり相手の目を見て聞きなさい。」「ちゃんと聞いてるの?私の方を見ていないと、聞いているのかどうか分からないでしょ。」としばしば注意されてきました。

目を見て話したり、聞いたりしないといけないことは、よく分かっているのですが、目と目が合うと、どうしても気後れしてしまって、すぐに目をそらせてしまいます。

このあいだも、転職希望の保育園で面接を受けることになったので、何とか視線をそらせないように意識するあまり、逆に相手の園長先生をにらみつけるようになってしまいました。また目をさらさないと意気込むあまり、園長先生からの問いかけに上手く答えられず、散々な結果となってしまいました。

目を合わせることが苦手な私でも、相手に不快な思いをさせないアイコンタクトはないものでしょうか?

アイコンタクトとは、見続ければいいものではないです

相手との物理的な距離や親密さによって異なりますが、一般的には会話において相手の目を見る行為は、3割から6割が適切となります。

特に採用面接の場であれば、面接担当者との間に2メートル以上の距離がなければ、始終見つめられてしまっても、相手も疲れますし、「変わった方だなぁ」と悪い印象を与えかねませんので、注意が必要でしょう。

 

アイコンタクトも会話と同じでメリハリが大事

会話においても同じですが、同じ調子でたんたんと話し続けれられてしまうと、いくら興味深い内容の話であっても、聞いてる方にとっては集中が続かないものなんですね。

アイコンタクトも一緒で、メリハリや抑揚が非常に大切となってきます。

では、具体的にはどのようにアイコンタクトに抑揚をつけていくのか、ポイントを示しながらご説明致します。

今回は自分が話す時のアイコンタクトについてご説明を致します。

 

メリハリをつけるアイコンタクト

(1)相手の注意を惹きたいとき

これに関しては、特に自信があります。何故かと申しますと学生の頃に・・・」のような話の場合、赤文字にしたところだけ、しっかり相手を見つめて注意喚起を行いましょう。

そうすることで、今から注意して聞かないといけないという意図が相手にも伝わります。

 

(2)会話の区切りや息継ぎの間をつくるとき

私が前職で気をつけていたことは、保護者とのコミュニケーションです。前職では、秋になると音楽発表会や運動会・さつまいも掘りと行事が立て込んでいまして、普段の保護者とのコミュニケーションが疎かになっているなと感じていました。そこで送り迎えの時には必ずお一人お一人と、その日のお子さんの様子とともに印象に残った発言や行動をお伝えするようにしました。はじめは中々全員の印象深いエピソードが見つからず困っていましたが、必ずお伝えしようと決めたことで、注意深くこどもたちの様子を見聞きするようになり、自然とこれを話そうということが目や耳についてくるようになりました。そのことで今までは気づいて上げられなかった子どもたちの変化にも、敏感に気づくようになり先輩や園長先生にお褒め頂くことも増えてきました。

赤文字の所で相手の目を見つめて話し、その他の所では視線を外す。その他の所は、思い出したり、考えながら話すことになりますので、目を切っても、全く不自然ではありませんし、メリハリがついてきます。

このように会話の間となる、1つのセンテンスが終わった時に目を見つめることで、会話に区切りをつければ良いでしょう。

 

(3)返答、思い、意欲、感情を伝えるとき

相手からの質問に対する答え、自分がどのようにしたいのかという思いや意欲、自分がどのように感じているのか、これらは会話のエッセンスです。

これらのエッセンスは、会話の中で一番に伝えたいこととなりますので、必ず相手の目をしっかり見つめて、お話するようにしましょう。

 

以上3つのポイントだけを意識して会話するだけで、今までと見違えるようなアイコンタクができるようになりますよ。次回の面接頑張って下さいね。

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