大阪市で保育士をやっている29歳女性です。職歴が多く、どれも短期間で辞めています(それもほぼ正職員として働いていました)。短期で働こうと考えていたわけではないのですが、保育士同士の人間関係であったり、保護者との折り合いが悪くなってしまったり等々で、結果的にどれも1年前後しか続けることができませんでした。職歴が4,5園の頃は、笑ってごまかすことも、そう難しくはなかったのですが、7園をすぎるあたりからは、転職を繰返してきた理由を根掘り葉掘りと問いただされることが多くなりました。転職に至った理由に嘘をついた方がいいのでしょうか?

29歳で7園以上を経験というのは、確かにスゴイですね。これが契約社員や派遣社員で7園以上を経験されていたのであれば、夢や目標の達成のために、その間までは有期雇用でつないできた、といっても全く不自然ではないし、有期雇用の保育士さんが単年ベースで転職されるのも、一般的なケースと受け止めて貰えるでしょう。

 

しかし正職員であれば、長期間働こうとして、働けなかった又は働くことができなかったというシグナルを相手に与えてしまいますものね。

 

前置きが長くなってしまいましたが、絶対に嘘はつくべきではありません。

 

私も保育士の面接を数多く経験してきました。その中には「おばあちゃんの介護→母親の入院→父親のリストラ→閉園」というように、転職が偶発的な周囲の変化によって、どうしようもなかったことを強調されるような方がいます。

 

真偽のほどは定かではありませんが、やはり一つ一つの理由に整合性がないように思えます。

「お母さん専業主婦なのに、なぜ20代で仕事もあるあなたが、仕事を辞めておばあちゃんの介護?」

「父親がリストラされたので、家計を支えないといけないから保育士辞めたのに、また保育士として転職???」

などの疑問がどんどん浮かんできます。それを尋ねるとほとんどの場合、理屈の通らない力業のような返答が返ってきます。そうこうしている内に、微妙な空気が流れだして・・・。

こんなことであれば、開き直って「堪え性がなく、嫌なことがあったらすぐに投げ出し、辞めてしまいました。でも今度は大丈夫です!」と、大丈夫に何の根拠もないですが、この方がましだと思います。

 

才能がなければ、一から十まで完璧に筋の通った嘘をつくことはできません。嘘が見透かされてしまうと、取り返しのつかないダメージを受けますので、くれぐれも注意しましょう。

 

では、転職が多い事実をどうすれば、少しでも印象よく受け止めてもらえるのでしょうか?

またの機会で、転職理由の表現をどのように工夫すれば良いのかについて、述べていきたいと思います。

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