保育園に面接に受けにいくと、必ずと言っていいくらいに「あなたの長所と短所をお聞かせください。」と言われます。そもそも何のために長所と短所を聞いているのでしょうか?またどんな答えをしたら、面接に通過しやすいでしょうか?

長所と短所を聞く、質問の意図とは?

 

長所と短所を面接の時に聞くのは、2つの意味があると思います。

  • 1点目は、自己分析力の有無の把握
  • 2点目は、自己評価を参考にして求職者理解を深めるため

 

1つ目の自己分析力の有無とは、これまで生きてきた中で、自分自身を客観化し、どのような特徴を持った人物であるか把握できているかを問われています。

 

2点目の、自己評価とは、短時間の面接で、求職者の性格や考え方をより深く知るために、求職者個人の評価を参考にしようとして行う質問であると考えて差し支えございません。

 

今回の質問にどのように答えたら面接通過しやすいかとの質問がありましたが、結論から申し上げれば、どのように答えても大丈夫です。

参考:採用担当者に刺さりまくる|志望動機・志望理由の書き方

 

「ぐうたら」「デリカシーがない」「めんどくさがり」「なまけもの」「さぼり癖がある」「ウソつき」などは、高度なロジックの展開がないとマイナス要素にしかならないので、絶対におススメしませんが(口八丁手八丁系の方は使用可です)、短所に「優柔不断」「強情」「短気」「感情的」「消極的」など、一見するとマイナスに評価されそうな自己評価を表明しても問題ありません。

大事なのは、その一見マイナスに作用する短所をいかにアピールポイントに変換できるかということです。

短所をアピール変換した事例

 

短所は、優柔不断な所です。自分の判断によって、将来発生する可能性のあるリスクを、事細かに想定し、その上でどの選択肢が、長期的なスパンで、最適なのかということを考えるあまり、瞬時の決断が遅れる場合があるところです。しかし、これも長年積み重ねてきた経験の中で、考える時間も早まってきています。これからも色んな経験を重ねることで、よりすばやく決断できるようにしていきたいと思っております。
短所は、感情的になりやすい所です。当然感情的になって子どもたちに怒鳴ったり、声を荒げたり、暴力をふるったり、人格を否定するような発言をする懸念は一切ございません。しかし、触れてほしくない所やコンプレックスに思っているところをバカにされたりすると、やはり悲しい気持ちが顔に現れてしまいますし、何度言っても聞いてくれない時には怒った表情になってしまい、隠しきれません。その感情が顔に出過ぎるところが短所だと思いますが、今後は、隠しきれないものを無理に隠そうとせず、こどもたちに何故悲しい気持ちになったのか、なぜ怒っているのかをしっかり話していきたいと思っています。どんなことをすれば自分以外の他人は、喜び、悲しみ、怒るのかを私の感情を通して体験して貰いたいなと考えています。

2つの例を上げましたが、全ての物事には裏表があり、完全に正しいものの、完全に間違っているものもありません。

 

長所と短所は、それをいかにプラスイメージをもって頂けるようにお伝えするのかという所が肝になってきます。

 

自分の長所と短所をどう伝えれば、プラスイメージに変換できるのかが分らない場合は、当社のキャリアアドバイザーにお気軽に連絡下さい。あなたの性格とあなたを取り巻く転職状況に応じた、具体的なアドバイスをさせて頂きます。

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