人見知りが激しい保育士さんの転職成功事例

初対面の方には、目を合わせられない、話が続かない。面接受けが全くしないこのような保育士が転職支援を通して見事転職成功。転職成功のポイントは、面接前のトレーニングと面接の進め方にアリ!

人見知りな保育士さんとの初カウンセリング

「はじめまして、吉村さん(仮名)の転職までをサポートさせて頂きます、キャリアドバイザーの豊田と申します。これからよろしくお願いします。」

「吉村です・・・。」

「大阪の梅田の地下街は、複雑ですが本日は迷わずにお越し頂けましたか?」

「はい・・・」

 

吉村さんが、人見知りな方ということは、すぐに理解することができました。ただその人見知りが、初対面において顕著なものか、常時対人コミュニケーションの場で現れるものなのかを把握するために、通常よりも求職者理解の時間をたくさん取り、吉村さんが積極的に他者に話したい内容の話題を探し、その話題を中心にして面談を組み立てるようにしていきました。

彼女が 保育士を目指した理由とは?

結果吉村さんは、極度に初対面の方に対して苦手意識をもっており、関係性が深まることでそれが克服されることが分りました。コミュニケーションが進むにつれ、吉村さんはどちらかというと、「人好き」であり、話題も豊富であることが分ってきました。また吉村さんとの会話の中で、初対面での人見知りは、大人の方に限って起こるようで、子どもを相手にする時は、全く起こらないということで、吉村さんが保育士の仕事を選択した一因もこのあたりにあったようです。

 

キャリアの棚卸から、ピアノや体育指導に少し難はあるものの、転職活動においてマイナス評価をされる程度ではなく、保育スキルについては、転職において支障となることは見当たりませんでした。

 転職における希望条件

吉村さの転職に際しての希望条件も、あまり強いこだわりはなく以下のようなものでした。

・正規職員(正職)の保育士

・地下鉄谷町線の「出戸」駅、「長原駅」、「八尾南」駅から徒歩圏内の保育園

・車かバイク通勤可であれば、大阪市平野区・東住吉区、八尾市、東大阪市、松原市内の保育園

・月収にして18万円以上

・のびのびとした保育

 人見知り保育士を園に紹介する時のポイント

スキルや経験と比較して、希望条件のハードルが少ないため幅広い選択肢が確保でき、吉村さんと応募する保育園の選定を行い、3つの保育園に絞込みました。その中から甲乙つけ難いところでしたが、自宅からの通勤時間が最短であるということでA園に決め、当社よりA園にご紹介の連絡をさせて頂きました。

 

ご紹介時に気を配った所としては、当社の面談において保育スキルやお人柄、子どもとのコミュニケーションについては、全く問題のないことをアピールするとともに、初対面の大人に対して極度の人見知りがあり、面接でもその傾向がでると思うが、コミュニケーションの深度とともに解消されることなので、その点は差し引いて検討頂きたいことを、言葉を替えながら繰り返しお話しさせて頂きました。

 人見知り保育士への面接対策・指導

A園との面接日程も決まりましたので、その対策として吉村さんと面接トレーニングを繰り返し行わせて頂きました。面接日までの時間の制約もございますので、・挨拶・自己紹介、・相槌(あいづち)・目線(視線)の置き方に的を絞ったトレーニングを行いました。

 

面接当日の朝、リマインドと激励を込めて、吉村さんに電話連絡を行い面接に送り出し、吉報を心待ちにしていました。

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面接における相槌(あいづち)の打ち方

 面接の結果

昼過ぎに暗く落ち込んだ声の吉村さんから「ダメでした。全く話がつながらず、何とかしようと焦れば焦るほど、的外れな返答をし、しまったと思うことで、とうとう黙り込んでしまいました。」

 

吉村さんからの報告を受けて、保育園の採用担当者であるA園の園長先生に連絡を取ってみたところ、予想通り「申し訳ないんですが、今回は採用を見合わせます。人見知りとはお伺いしていましたが、うちの園で働きたいという意欲も感じられないし、第一、保護者対応が心配で・・・」という結果となってしまいました。

 転職支援の軌道修正

今回の面接の結果を受けて、初対面の大人に対して人見知り傾向が強い吉村さんを、導入部分の面接トレーニングだけを行い、一人で面接に行かせたことが失敗の原因であると結論づけました。その上で今後以下のような対策を実施し、吉村さんの転職をサポートすることを吉村さんにお話し納得頂きました。

 

・導入部分の面接トレーニング(挨拶・自己紹介・相槌・目線)の継続

 

・面接にキャリアアドバイザーが同席

 

・面接時にこどもと遊ぶ時間を設定

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 面接トレーニングの継続

導入部分の面接トレーニングを実施しても、結局失敗したのに、それを継続する理由は、吉村さんの面接スキルがノウハウの欠如に起因したものではなく、属人的なものであり、短期間のトレーニングだけで大きな改善が図れるものではないからです。

しかし初めての挨拶や簡潔な自己紹介は、相手への印象に大きく左右しますので、そこの対策はしっかりしていこうということになり、導入部分の面接トレーニングを継続していくことになりました。

 キャリアアドバイザーの面接同席で苦手をフォロー

面接トレーニングでは補えない部分をキャリアアドバイザーの面接同席と得意なシチュエーションの創出でカバーしようと決定しました。

キャリアアドバイザーが面接に同席することで、まず既知の人物もいるという安心感につながり、よりリラックスした環境で面接に臨むことができます。また、面接担当者からの質問を答えやすいように誘導してあげることが可能になり、焦って失敗したという思いを持たないような効果も期待できます。

 面接で自分が輝ける状況を創出

3つ目の対策は、こどもと遊ぶ時間を設定することで、面接ではいくら人見知りな様子をしていても初対面のこどもには、ちゃんとコミュニケートできる、仕事を任せることができる、という事実を面接担当者に示し、不安を払拭してもらうためでもありますし、吉村さん自身も、こどもとのふれあいで、普段の自分をはじめて訪問した保育園で出すことができたという達成感が湧き、その次にある面接に優位に臨めるということにもつながります。

 

このような対策を立て、前回絞り込んだ3園の中のB園に吉村さんを紹介させて頂きました。面接担当者には、予め吉村さんの人見知りを伝えるとともに、私も面接に同席させて頂くことと、当日実際に保育に入らせて頂く許可を頂きました。

 起死回生で臨んだ面接

B保育園に伺い、3者の簡単な自己紹介が済んだ後、間を開けずに私は、「実際の保育の様子を見て頂くのが一番早いと思いますので、よろしければ今から30分程度保育に入らせて頂きたいのですが」と申し入れさせて頂きました。

 

園長先生の誘導で園庭で遊ぶこどもたちの中に吉村さんが入り、一緒に遊んでいる姿を園長先生に見て頂きました。

吉村さんは、しっかり自分からこどもたちの中に入り込み、輪に入りにくそうにしている子どもにも適切に声をかけるなどしておられ、イキイキした姿を見ていただくことができました。

 

応接室に戻ってからも、吉村さんはしっかり保育ができたという高揚感から、いつもより少し人見知りせずにいられたようです。なかなか上手く会話が弾まない場面もありましたが、さっきこどもたちと遊ぶ様子を実際に見た園長先生は、そのあたりに関しては、さほど気にされた様子はなく、確認したい事項、知っておいて貰いたいことの伝達程度で面接は終了となりました。

 人見知り保育士 見事転職に成功

後日B保育園から採用の連絡を頂きました。キャリアアドバイザーとして吉村さんの担当をした私は、一度失敗した経緯もあり、ことのほか嬉しく、自分のことのように喜んでしまいました。

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